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フィンランドのアパート事情

今住んでいるアパートは、タンペレ駅から徒歩7分くらいの中心街にほど近い場所にあります。
市の中心部にある住居は殆どがアパートタイプで、一戸建ては基本的に郊外にしかありません。日本に比べて土地が余っているような気がするフィンランドですが、都市部の住宅事情は結構厳しく、アパート不足なのが現状のようで、近所の再開発地区にも最近大規模なアパートが建設中です。
日本のアパートと比べると外観がオシャレな感じがするのは、ヨーロッパと日本の建物のデザインの違いでしょうか。
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家賃は建築年数や広さにも依るでしょうが、決して安いわけではありません。確かに日本のアパートよりは広いとは思いますが、日本の地方都市並みの家賃はすると思います。
自分の住んでいるアパートは、1970年頃に建てられたものですが、2LDK(バルコニー付き)で780ユーロ/月(約11万円、管理費別)です。
新築に近い物件なら、これより狭くても1000ユーロ以上は確実にするはずです。

旧いアパートなので、エレベーターはありますが、内扉の無いタイプなのでエレベーターが動くと壁も一緒に動きます。なので、ドア付近は大変危険です。

アパートには電気コンロ(オーブン付き)、冷蔵庫、食器洗い器(これは特別かも)が最初から付いていましたが、それ以外はいっさい無いので、電灯から電化製品、家具に至るまで全部自分で揃える必要があります。
ただし、窓にはすべてブラインドが内蔵(3重窓の2重目と3重目の間に挟まっている)されていたので、カーテンは必要ありませんでした。

家具は種類が豊富で値段が手頃だということで、IKEAで揃えましたが、自分で組み立てなければいけないとは知らなかったので、届けられた後に数日間は組み立てに追われました。
日本からの荷物に工具箱があって助かりました。それでも電動ドライバーがあった方がもっと楽だと思います。

IKEAで家具を選ぶ時は専用の用紙に欲しい家具の番号を控え、最後に倉庫で梱包されたままの組み立て前状態の家具を、番号を確認しながら自分で棚から取り出し、台車に乗せてレジまで持って行くシステムだったことにも驚かされました。結構体力が要ります。

IKEAはとにかく品揃えが豊富で、家電品以外は殆ど揃うので結構便利です。

アパートの中はこんな感じです。IKEAがスウェーデンのメーカーだとは知りませんでした。
でもそのおかげで、北欧っぽい部屋になったと自分では思っています。
北欧のアパートなんだから北欧っぽくて当たり前なんですけどね。

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by lapintie | 2005-09-23 05:00 | 生活
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