2年前の冬のある日、ヘルシンキからちょっと離れた、ムーミン達が住むムーミンワールドのすぐ隣、トゥルクの街角に小さな食堂がオープンしました。その店の主は、日本人の女性、やすこでした。道行くフィンランド人がふらりと入って来て、素朴な日本のごはんを食べながら、楽しい時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい、そう思ったやすこは、献立も日本の家庭で食べるような、家庭料理をメインメニューにしました。日本食レストランではなく、あくまでも家庭の味。そう考えたやすこは、店の名前を自分の家の台所という意味で、「やすこの台所(Yaskon Keittio)」に決めました。
もっと気軽に、日本の味をフィンランドの人達に知って欲しい。SUSHIじゃない、気取らない本当の日本のごはん。そう思ってやすこは毎日、自分の「台所」でごはんを作り続けました。そうするうちに、街を行くフィンランド人が一人、また一人とやすこの店を訪れ始め、気がつくと多くのフィンランド人が、やすこ作る日本のごはんを食べに来るようになっていました。 なんて、映画「かもめ食堂」のストーリー紹介を真似てみましたが、実際に「かもめ食堂」ようなお店が、フィンランドに存在していたのです。(映画のモデルではありません。)
by lapintie
| 2006-03-29 04:54
| フィンランド
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