フィンランド的体験

少し前の話になりますが、5月の上旬にトゥルクに行ったときの帰りのことです。
その日は夕方から焼き肉パーティーがあり、タンペレへの帰路についた頃は、既に午前零時を回ろうとしていました。さすがにこの時間になると、辺りも暗くなっています。トゥルクの街を抜け高速道路に入り、制限速度の120キロを守りながら(ヘッドライトの明かりだけで走るので、スピードは出せません)走っていると、いきなり目の前にヘッドライトに浮かぶ鹿の影が!
慌てて追い越し車線に進路変更すると、走行車線のすぐ横に、見上げるほど大きなヘラジカが2頭、(きちんとクルマの通過待ちで)立っていました。
以前もトゥルクからタンペレに帰る時に、道路を横切ろうとしていた鹿に遭遇しましたが、今回はその時よりもずっと大きく、更にこちらのスピードは120キロ。交通ルールをきちんと守る鹿だったので、幸運にも当たらずに済みました。

その後ドキドキしながらも、目の前を慎重に見ながら運転していると、北の空にうっすらと緑色の光のスジが見えます。目を凝らしながらその光を追っていると、次第に光が横に広がり、薄ぼんやりとですが、光の縞模様のようになりました。クルマを停めて良く見ようかなとも思いましたが、真っ暗な道の路肩にクルマを停めるのも危険なので、フロントウインドーから空を覗き込むようにしながら、しばらく運転していましたが、やがてその光の縞模様も見えなくなりました。

帰ってから、北極圏のオーロラの様子を表示しているサイトを見たら、ものすごくオーロラが強かったようで、北極圏が真っ赤(オーロラが強いほど赤い表示)になっていて、フィンランドがすっぽりと覆われていました。
もしかしたら、オーロラだったのかも知れません。そして鹿たちも、この光を見たくて出て来たのかも知れませんね。
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by lapintie | 2006-05-23 04:57 | フィンランド
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