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フィンランドで一番旧い

先週末は、ブログを通して知り合った、タンペレ在住のNさんに誘われて、タンペレ市の中心街から少し行った所にある、ピスパラの公共サウナに行って来ました。ナシヤルヴィ湖畔にある公共サウナは、何回か行きましたが、こちらのサウナは初体験。
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労働者の街として発展したタンペレ市だけあって、このサウナはフィンランドで一番旧い、公共サウナなんだそうです。各家庭にサウナが無かった頃、日本の銭湯と同じように、公共サウナにみんなが集まって、一日の汗を流していたようです。
やがて、各家庭にサウナが普及した頃、使う人の少なくなったこの公共サウナは、閉鎖の運命を辿ろうとしましたが、この公共サウナを残していこうと言う、多くの人達の努力で閉鎖は撤回され、今日もこうして公共サウナとして運営されているのだそうです。
サウナの中は二階建てになっており、下が洗い場(シャワーではなく、湯桶でお湯を汲んで浴びる)、上がサウナ室になっており、10人くらいで満員になります。明かりは小さな電灯がひとつあるだけで、薄暗いサウナの中で世間話をしている風景は、まさに公共浴場と言った趣きです。
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夕方5時までに入ると2.50ユーロ、それ以降は4.50ユーロです。受付には記念Tシャツや、熱い蒸気から耳を守るためのサウナ用帽子など、このサウナ限定グッズも販売されています。
サウナに着いたのは土曜日の午後6時前でしたので、早い時間から来ていた地元の人達が、既にたくさんおり、建物の前のベンチで、持参のビールをガンガン開けていました。
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サウナの入り口で、半裸でビールを飲む人達。サウナから出て来て、外で飲むビールは格別です。半裸な人達から、「よぉ〜、日本人か〜?」と、いろいろ話しかけられましたが、皆酔っぱらい。
このサウナ、混浴ではありませんので、中では別々にサウナに入っていますが、涼む所は一緒。なので、かなり若いきれいな女性も、バスタオル一枚で男性達に混じって、フツーに涼んでいました。ちょっと得した気分。でも写真撮影は、さすがにいけません。


<お知らせ>
5月30日から6月7日まで、父親の七回忌の法要のため、一時帰国します。
その後、母親が一緒にフィンランドに来て、最初で最後の海外旅行を経験する予定でしたが、先日急に体調が悪くなり、入院してしまいました。フィンランド行きもキャンセルとなってしまい、非常に残念ですが、旅行途中の機内で事が起きなかっただけ、幸いでした。

フィンランドに戻って来てからは、いよいよ後任者との引き継ぎ作業が始まります。
by lapintie | 2006-05-30 04:53 | フィンランド
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