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スペイン旅行(その4)

夕方からは、闘牛ツアー。闘牛は毎日ある訳ではなく、日曜日のみ。今日がシーズン初日に当たるとのこと。
実は、バルセロナのあるカタルーニャ地方は、闘牛自体はそんなに盛んではなく、逆に好きではない人のほうが多いそうです。盛んなのは首都マドリードのある中央部のほうで、こちらにはかなり熱狂的なファンも多いようです。
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サグラダ・ファミリア聖堂からそんなに遠くない所にある、モヌメンタル闘牛場。それでも、観光客を中心に、バルセロナでも闘牛を観戦する人は多いようで、入り口の前は明らかに観光客な人で溢れていました。
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闘牛場の中です。安い券なので一番上のほうの席でしたが、逆に闘牛場全体が見渡せます。
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時期が早過ぎるのか、やはり人気がないのか、結構人が集まらない状態で闘牛の始まりです。ひな壇の楽団の演奏に合わせ、闘牛士達が入場し始めました。先頭はマタドール(闘牛士)。後の馬に乗っているのはピカドール(騎士)。
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先ずは、マタドールがピンク色(裏が黄色)のマントでいなしながら、牛の様子をうかがいます。この時に、牛の状態や獰猛さなどを確認するのでしょう。
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このあと、牛の勢いを少し弱めるための下準備を行います。重装備の馬に乗ったピカドールのもとに、マタドール助手達が牛をおびき寄せ、ピカドールが持った長い槍を牛の肩に突き刺します。この時、牛はスゴい勢いで馬にぶつかって行き、馬を角で持ち上げて押し倒すことがあるほど。
でも、このくらいでは牛はびくともせず、続いて2本の銛を持った3人のパンデリジェーロ(助手)達が、向かって来る牛をよける瞬間に飛び上がって、2本の銛を牛の背中に突き刺します。
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合計6本の銛が刺さったところで、真打ちのマタドールが再登場。今度は赤いマントを剣で支えて持っています。マタドールは如何に華麗に優雅に、そして時には大胆に牛をギリギリの間合いでかわせるかが、腕の見せ所。何回かかわした後、観客に向かって「どーだっ」って感じでポーズを決めたりもします。
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幾度となく牛をかわして、牛に勢いが無くなってきたところで、いよいよ剣を取り出します。剣の先を牛に向けて向かい合い、突進して来た牛を避ける瞬間に、牛の首の後にある急所目がけて、剣を奥深く突き刺します。そして、牛は動かなくなります。
上手い闘牛士は、一撃で牛を仕留めるようですが、中には上手く急所に刺さらず、何回もやり直す闘牛士もいました。こうなるとブーイングの嵐です。一撃で仕留めた闘牛士には、観客から賞賛の白いハンカチが振られ、その数が多い程いいとされているそうです。
闘牛は合計6頭の牛で行われ、仕留められた牛達はその後、煮込み料理用の肉として使われるそうです。
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闘牛の観戦が終わった後、市街に戻って夕食。夜8過ぎでも夕暮れのような明るさです。
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QUQUという店で、海鮮の串焼きをチョイス。エビとイカ、白身魚を焼いて塩コショウしただけですが、これが浜焼きみたいで旨い。ビールによく合います。
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ガウディが海をモチーフにして建てた、カサ・バトリョ。昼間よりも、ライトアップされた姿の方が幻想的。
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別名「石切り場」とも呼ばれる、カサ・ミラ。屋上に上がりたかったですが、スゴい列だったので断念。こちらも夜はライトアップされます。
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ガウディ以外にもきれいな建築物が多く、ライトアップされた姿と、昼間の両方の姿を比較するのも面白いかも知れません。

明日でスペイン旅行も最後。海まで行きましょう。
by lapintie | 2006-04-23 04:21 | トラベル
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