先日、職場の人に日本からのお土産にもらった森永ミルクキャラメルをあげたら、フィンランドのキャラメルも同じ味(当たり前?)だと言って喜んで食べていました。フツーの味もいいけどフルーツ味とかも美味しいよね、という話をしていたら、フィンランドではサルミアッキ味もあるらしいです。
サルミアッキ(SALMIAKKI)=去る未悪鬼(うちのmacで変換すると第1候補がこうなります。) (フィンランドに最初に来た年に勧められて口に入れ、あまりの味にゲッとなりましたが、口から出すのも失礼かと思って無理矢理消化させました。それ以来、口にしていません。) (森永ミルクキャラメルを2人で食べながら) 「このキャラメル美味しいねー。フィンランドのも同じような味だよ。」 「このキャラメルは百年以上前から日本にあって、ずっと同じ味なんだよ。 そう言えば、フィンランドのサルミアッキって変な味だけど、あれは何が原料なの?」 「えーっと、アラビアゴムと・・・」(まあグミだから当たり前か) 「それから塩化アンモニウムと・・・」(えっ? いきなり化学薬品名!?) 「塩化アンモニウムって?」 彼の机に置いてあったサルミアッキの箱(いつもフツーに食べている訳です)を見せてもらったら、成分欄に「塩化アンモニウム(サルミアッキ)=ammoniumkloridia (salmiakki)」と、ちゃんと書いてありました。 「サルミアッキって塩化アンモニウムなの?これって体に悪くないの?」 「かもね。血圧が上がるからいっぱい食べちゃいけないって言われているし・・・。 でも、お酒とおんなじだよ。お酒もいっぱい飲まなかったら問題ないでしょ。」 (おいおい、あんたらサルミアッキもお酒も大量摂取するだろ!) そんな訳で、調べてみました。 サルミアッキとは塩漬け甘草を意味するフィンランド語で、これに使われている塩が塩化アンモニウムらしいです。(塩化アンモニウムはサルミアッキに含まれる成分) 基本的な味は甘草の薬っぽい味で、これに添加してある塩化アンモニウムが独特の微妙な塩味を演出しているようです。 このサルミアッキは別にフィンランドだけというわけではなく、広く北欧諸国で食べられているようです。箱書きはフィンランド語、スェーデン語、デンマーク語で書かれており、フィンランドのメーカーFazer製のサルミアッキの生産国はノルウェーでした。 でも、フィンランド人もこれが変な味だって分かっているから、フィンランドに来た人にはわざわざ勧めるんじゃないかと思います。 「食ってみろよ、美味いぞー」って具合に・・・。
by lapintie
| 2005-06-18 04:27
| フィンランド
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